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インフルエンザシーズンに子供が発熱した場合は一番にインフルエンザを疑いましょう。
ただ、
・今すぐ受診した方がいいの?
・そこまで熱は高くないけどそれでもインフルエンザを疑うの?
インフルエンザだと分かった場合は、
・解熱剤は使っていいの?
・子供にタミフルを飲ませて大丈夫なの?
など色んな疑問点がでてきますよね。
ここでは子供がインフルエンザの疑いがある時から実際にインフルエンザだった時の対処法について解説しています。
インフルエンザは普通の風邪とは対応方法が異なってくるので注意して対応しましょう。

こんな時はインフルエンザを疑おう

インフルエンザシーズンに発熱した場合は、まず一番にインフルエンザを疑いましょう。
とくに以下のような場合はインフルエンザの可能性が非常に高いです。
・インフルエンザのシーズンである
・38度を超える発熱
・保育園、幼稚園、小学校でインフルエンザが流行っている
・インフルエンザの人と会話等の接触があった
・関節痛を訴えていた
ただインフルエンザの予防接種をしていた場合、インフルエンザにかかっていたとしても熱があまりあがらず微熱にとどまるという場合もあります。
そのためインフルエンザシーズンは、少しの熱でも【発熱=インフルエンザかも】と疑うようにした方がいいです。

ミント
病院でもインフルエンザのシーズンになると、発熱した全ての患者さんに対してインフルエンザの可能性を視野にいれて対応しています。

今すぐ受診した方がいいの?

インフルエンザが疑わしい場合、急いで病院に行ってもインフルエンザかどうかの判断はできません。
インフルエンザは病院で検査することでインフルエンザかどうかの診断がされるのですが、この検査は発熱してから12時間~24時間経過していないと正しく判定することができないのです。
そのためインフルエンザを疑うからといって急いで病院にいっても「まだ検査ができないので、発熱してから12時間以降に来てください」と言われます。
そのため発熱してから12時間以上時間を空けて受診するようにしましょう。
インフルエンザかどうか判断されるまでは保育園などに登園させてはいけません。
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今すぐ受診が必要な症状

インフルエンザの診断をするためには発熱後12時間以上空ける必要がありますが、以下のような状態の時は早急な対処が必要になるのですぐに病院を受診してください。
・食事、水分が摂れていない
・おしっこがでていない
・けいれんしている
・意識がもうろうとしている
・声を掛けても反応がない
・顔色が悪い
・呼吸が苦しそう
このような場合は早急な対応が必要なので、インフルエンザの診断関係なく急いで受診しましょう。
夜間救急を利用すべきか判断に迷ったときは#8000に電話しましょう。
小児科医師、看護師が電話で対応してくれます。

厚生労働省の小児救急電話相談事業

解熱剤は使っていいの?

自己判断で解熱剤を使用するのは避けましょう。

インフルエンザはむやみに解熱剤を使用しない方がいいとされています。

熱が出るのは体の中のインフルエンザウイルスをやっつけようとしているからなので、解熱剤で熱を下げようとするとインフルエンザウイルスを攻撃する力が弱まります。
そのため結果的に治るまでに時間がかかることがあるんです。
また大人用のバファリンにはアスピリンという成分が含まれているのですが、このアスピリンという成分は子供が摂取するとショックを起こす場合があります。

親が自己判断でアスピリン入りの薬を子供に飲ませてしまうという事故は結構多いんです。
そのため自己判断で子供に解熱剤を飲ませるのはインフルエンザの治りを遅くするだけではなく、ショック症状などの事故にもつながる危険性があるので絶対に避けましょう。
ただ絶対に解熱剤を使用してはいけないという訳ではありません。
発熱は子供の体力を奪うので、ぐったりしている時は解熱剤も使用して体力を回復させてあげた方が良い時もあります。
そのような場合は必ず医師に処方してもらった解熱剤を使用し、用法容量を守るようにしましょう。

インフルエンザの看病の注意点

インフルエンザの看病をする際は以下の点に注意してあげてください。

水分摂取

こまめに水分摂取をしましょう。
熱が出ていると体から水分が多く失われます。
そのため脱水になりやすいので水分摂取を促してください。
食事が摂取できていない時は特に注意が必要です。
食事が摂れていない場合は電解質の補給も重要になってくるので、OS-1など電解質が含まれているものを飲ませてあげましょう。

安静

安静に休める環境を作ってあげましょう。
ただ子供の場合、熱があっても本人は元気だという時もありますよね。
そのような時はDVDを見せたり人形遊びをするなど、本人が機嫌よく過ごせるようにしてあげてください。

体温調整

室温や衣服で体温の調整をしてあげてください。
体温が上がり始める時は手足が冷たくなり体も震え、子供も寒さを訴えます。
そのような時はまずは温めてあげてください。
現時点で熱がある場合でも、この時点では冷やしてはいけません。
熱が上がりきるまでは本人は寒さを訴えると思うので、熱が上がりきるまでは温めてあげましょう。
そして熱が上がりきると体中に熱感がでてきて、汗もかくようになります。
このようになったら冷えピタや氷枕などで冷やしてあげましょう。

小さな保冷剤をタオルに包んで脇と足の付け根に当ててあげると効果的に熱を下げれますよ。
また汗を大量にかくと思うのでこまめに着替えをさせてあげましょう。

異常行動に注意

インフルエンザで注意していただきたいのが異常行動です。
インフルエンザにかかった際に、
・子供が窓から飛び降りる
・突然興奮し走りまわる
・突然家を飛び出す

といった異常行動がみられる場合があり、過去にはこの異常行動による死亡事故も起きています。
この異常行動の原因はいまだに解明されていません。
一時期、この異常行動はインフルエンザの際に使用するタミフルという薬が原因と言われた時期もありましたが、タミフルを使用していない子供でも同じような異常行動が見られています。
そのため明確な原因は分かっていませんが、インフルエンザそのものに異常行動の可能性があると考えられています。
インフルエンザにかかるとこのような異常行動を起こす可能性があるため、子供の様子を注意深く観察する必要があります。
特にこの異常行動は眠りから覚めた時に多く見られているため、長時間自分の部屋で一人で寝かせるというのは絶対に避けましょう。

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熱が長期的に続く場合はもう一度受診しましょう。

インフルエンザの薬を飲んでいるのに一向に熱が下がらないという場合は、もう一度受診しましょう。
とくに4~5日経っても熱が下がらない、咳や痰がひどくなっているという場合は肺炎になっている可能性もあります。
そのためなかなか症状が良くならない時はもう一度受診してみましょう。

処方通りの内服

病院で処方された薬は指示通りに内服するようにしましょう。
インフルエンザにかかるとタミフル、リレンザといった薬が処方されます。
これらの薬はインフルエンザウイルスをやっつけるのに大切な薬です。
そのため必ず医師の指示通りに飲むようにしましょう。

子供が薬を飲まない時のコツはコレ!薬を飲む確率がグッと高まります 

家族の感染予防

家族内でインフルエンザが蔓延しないように感染予防に努めましょう。
手洗いうがいを徹底することはもちろんですが、予防的にタミフルやイナビルを飲むことでインフルエンザの感染を予防することができます。
予防的に内服する場合の薬代は保険適応ではないので自費になってしまいますが、受験を控えた兄弟などがいる場合は予防的内服をお勧めします。
予防的に内服する場合も病院で処方してもらう必要があるので、お子さんが受診した際に予防内服のことも先生に相談してください。

保育園はいつから行っていいの?

インフルエンザの場合は熱が下がったからといってすぐに保育園に通うことはできません。
再び保育園に通えるのはインフルエンザが発症してから5日経過し、解熱後3日(小学生は2日)経ってからになります。
解熱したその日はカウントされず、解熱した翌日から解熱後一日目とカウントされるので注意しましょう。
また登園の際には医師の登園許可証が必要になるので、解熱後もう一度病院に行く必要があります。

さいごに

インフルエンザシーズンの発熱はインフルエンザを想定して対応していきましょう。
そのため受診のタイミングなどには注意が必要です。
ただ子供のインフルエンザの重症化を防ぐため、早急な受診が必要な症状について頭に入れておきそのような症状がみられた場合は早急に受診しましょう。

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