まだ赤ちゃんが卒乳していない段階で職場復帰する場合、ママは母乳育児も今後どうしていくか考えていかなくてはいけません。
母乳は沢山のメリットがあるので母乳育児を続けることが理想ですが、職場復帰後も母乳育児を続ける場合、
・保育園は母乳を預かってくれるの?
・仕事中におっぱいがはってきたらどうしたらいいの?
ということが悩みの種になってきますよね。
実際に職場復帰後も母乳育児を続ける場合は、保育園や職場に事前に確認しておいた方がいいことが何点かあります。
逆にその確認がとれていれば職場復帰後もストレスなく母乳育児を続けることができます。
今回は元NICUナースとしての意見も含めて、職場復帰後の母乳育児についてお話していきますね!
目次
職場復帰するなら母乳はやめた方がいいの?
職場復帰する場合でも可能なら母乳育児は続けましょう。
母乳育児を続けた方がいい理由として2つあげることができます。
まず一つ目が風邪の予防です。
母乳の中にはIgAという免疫成分が入っており、その免疫を摂取することは赤ちゃんの免疫力につながります。
(免疫成分は粉ミルクには含まれていません。)
保育園に通い始めると様々な風邪の菌をもらうので、風邪予防のためにも可能なら母乳をあげるようにしましょう。
2つ目はおっぱいをすることで、赤ちゃんに安心感を与えてあげることができます。
これは母乳が出てる出ていない関係なく、おっぱいを吸うという行為そのものがポイントになります。
ママが職場復帰すると赤ちゃんと一緒に過ごす時間は短くなるので、どうしても赤ちゃん自身が寂しい思いをする場面が出てきます。
そのような時期におっぱいをしてあげることで、昼間は離れていても赤ちゃんはママのぬくもりを感じることができるので、赤ちゃんの心の安定につながっていきます。
またママの肌を赤ちゃんが直接なめることで、ママの皮膚についている常在菌を取り込むことができます。
その常在菌が赤ちゃんにいくことでさらに赤ちゃんの免疫力につながります。
これらの理由から職場復帰後も【母乳育児】【おっぱい】は可能な限り続けることをお勧めします。
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保育園に母乳を預けることは可能?
保育園に母乳パックといって市販の専用パックに母乳を入れて預けることで、保育園に預けている間も母乳を飲ませてもらうことができます。
ただ保育園によっては母乳の預かりをしていないというところもあるので、事前に確認しておきましょう。
職場でおっぱいがはってきたらどうしたいいの?
母乳の量が多い場合、仕事中もおっぱいがはってくると思います。
そのような場合は仕事途中で搾乳するようにしましょう。
労働基準法の中には【生後1年未満の子どもを育てる女性は1日2回、少なくとも30分ずつ育児時間を請求することができる】と定められています。
そのため午前、午後に搾乳時間を設けることができます。
ただ搾乳する場所が必要となるので、事前に職場に搾乳してもいい場所を確認しておきましょう。
多くの働く女性が搾乳する場所の確保ができず、トイレなどで搾乳しているという現状があります。
しかしトイレは不衛生な場所です。
そのため、もしあなたもトイレで搾乳することになったとしてもトイレで絞った母乳は赤ちゃんには使用しないようにしましょう。
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搾乳はどうやってするの?
おっぱいが張ってきたら搾乳をしましょう。
市販の搾乳器を持っていくと、手絞りをするよりも時間の短縮ができますよ。
詳しい搾乳の方法、母乳パックの使用方法はこちらの記事を参考にしてください。
母乳が出すぎて困っているという場合は、搾乳する時間の間隔を5~6時間空け、搾乳する際も全部しぼりきらないようにしましょう。
そうすることで体が「もう母乳はいらないんだな」と判断して母乳の分泌量が減っていきます。
母乳の分泌を止めたい時はどうしたらいい?
もし職場復帰後にもう母乳を止めたいと思った場合は搾乳をやめ、おっぱいがはってきたときも搾乳をおっぱいの痛みがなくなる程度で抑えておくことで2~3日もすれば急激に母乳量は減ります。
そしてそのうち母乳の分泌はとまります。
それでも母乳の分泌が止まらない場合は、産婦人科にいって母乳の分泌を抑える薬を処方してもらうという方法もありますので一度受診してみてもいいでしょう。
さいごに
赤ちゃんが保育園に通う場合も母乳育児を続けた方が、
・赤ちゃんの免疫力をつけることができる
・赤ちゃんが安心感をえることができる
というメリットがあります。
そのため職場復帰する前に、母乳育児が続けられるかどうか保育園や職場に確認しておきましょう。
もし母乳量が減ったり、母乳が出なくなったりした場合でも、赤ちゃんがおっぱいを吸うことで得られるメリットというものが沢山あるのでスキンシップとして続けてみてくださいね(*^-^*)
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